※投稿設定は11日としているが実際は12日にまとめて投稿しているため、同じテーマで前後編
ということで、ニコニコ(Re)が2022/12/11をもって終了し、16周年を迎える2022/12/12からニコニコ(eR)に変更されることを受けた記念投稿です。YouTubeのサービス開始が2005年、Googleによる買収が2006年、日本語対応が2007年なので、やっと一般家庭のパソコンのスペックやインターネットの速度が動画を閲覧できる程度になった時期、そしてYouTubeが日本語対応もしていない上に今の著作権ディストピアからは想像もつかない著作権無法地帯だった頃の日本のインターネット上での動画文化を支えていました。
ニコニコ動画は最初期を除いてIDの番号が登録順に付与されバージョンがその後につくシステムですが、筆者はID:16973972(9)です。(9)の時期にあたる筆者が絶賛浪人中の2010/05/22に取得しました。いや勉強しろよ 当時は8桁でもかなり新規のユーザーのような感覚でしたが、現在は新しくアカウントを取得すると9桁のIDが付与されます。雑に計算すると日本国民一人一人が一つは持っていることになりますね。
実際のところは複数アカウントは他人に迷惑をかけるような使い方でない限り特に制限されていないので、バージョンアップごとの記念に取るユーザーもいます。
とはいえ、浪人中におそらく何か見たい動画があって(しかし何かは思い出せない)(おそらく著作権的に怪しいものかもしれないので思い出せなくていい)取ったものの、浪人中はそれなりに勉強していたのでアカウントを放置していました。
大学でニコ動サークルに入ったものの本当はシャーマンキングのことしか考えていなかったのですが(今だから言える)、ここで大事件が起こりました。
作品のキャラクター名を名乗るユーザーというのは当時は全く公式とは無関係なファンが多く(今もその風潮はあるかも)、「本人か」「本人じゃないか」でかなりコメントが荒れました。動画とは別にコメント欄があったり他のユーザーに返信できたりするならともかく、ニコニコ動画なので当然動画上で荒れました。
この件は投稿から18日後、集英社(当時)とキャラクターの担当声優・林原めぐみさんから公式企画だと発表され、続編を連載中の雑誌でのCDプレゼント企画についても動画説明欄に追記されました。
本人じゃないと書き込んだ人。どうか恥じることのなきように。
めぐさんより:恐山アンナ、「恐山ル・ヴォワール」を歌ってみたの林原的真相!
本人だと書き込んだ人。どうか責める事をせぬように。
どちらも【愛】なのだからね。
その後も2013年に主人公の誕生日・5月12日の前後含む3日間で2001年版アニメ(全64話)ニコ生一挙放送という1日あたり10時間近いとんでもない苦行がありつつ、シャーマンキングは続編が雑誌ごと廃刊になってしまいました。
大学を卒業して就職した筆者もニコニコ動画という文化からは離れつつも、思い立ったときには先ほどの動画への巡回は欠かさない日々を過ごしていました。YouTubeがどんどん力をつけていきましたが、あのお祭り状態の空気感というか聖地というか、それはニコニコ動画でしか味わえないからです。あとリアルな話をすると、当時はこの動画の公式動画がニコニコ動画にしかありませんでした。
そのため5年前のバージョン変更で何があったとか、あまりそのへんのことはリアルタイムでもよく知りません。
ただ、病気で仕事を長い期間休んでいる間によくYouTubeを見ていましたが、「ニコニコ動画には日本運営のサービスであるゆえのYouTubeにはない利点があるのではないか」とは漠然と考えていました。
とはいえ何が利点であるかの具体的な例は挙げづらい状態で、やはりなんとなくYouTubeに入り浸っていました。
後編に続く