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アドベントカレンダー2022 12日目「ニコニコ動画 後編」


明日からはちゃんと投稿する。

ニコニコ動画16周年、ニコニコ(eR)おめでとうございます。

後編です。
「ニコニコ動画には日本に運営がある利点がありそう」と思っていたけれど具体例を思いつけずにいたというところでした。

「恐山ル・ヴォワール」については、公認・本人歌唱とはいえ元はファンが原作の武井先生の劇中詩をボーカロイド曲にしたものであり、権利関係などが色々難しいのではないかと考えられていましたが、2021年の新作アニメで恐山ル・ヴォワール編での特別エンディングに用いられました。
また、2021/12/31にはKING AMUSEMENT CREATIVEのYouTubeチャンネルから新作アニメの映像を用いた9年ぶりの公式動画もアップロードされています。もはや公式の忙しい人のための恐山ル・ヴォワール
関連リンク:TVアニメ『SHAMAN KING』「恐山ル・ヴォワール」特別映像

YouTubeに直接ではないものの振り回され疲弊していた筆者は(詳しくは過去の記事にて)、2022年5月にYouTubeトラブルでなぜか動き出したニコニコ動画に注目していました。運営の体制が自分の知っている頃と大きく変わったことや、運営が踏み込んだ対応をしてくださることを初めて知りました。
運営を応援したくて、しかしニコニコの月額制は末日締めで月の下旬に入るのはちょっともったいないので2022年6月に初めてプレミアム会員になりました。
関連記事:「ゆっくり茶番劇」商標登録に関する今後の対策

ニコニコ動画はやはり日本に本部があり、スピード感のある日本の法律に従った対処ができるというアドバンテージがかなり強いと感じました。
また、同時期に株式会社ドワンゴ専務取締役でニコニコ代表の栗田穣崇さんがTwitterで個人的に開設しているコミュニティにも加入し、なんとなく自分と同世代が多いと感じていた(偏見)ニコニコ動画にももっと若いユーザーも増えているのを感じています。
そしてニコニコ動画の収益がこの半年で1000円程度入りました。少額からでも換金したり、自分の動画を広告したり、ギフトを投げたり、色々と使い道があって楽しいです。

また、ニコニコ動画だとYouTubeよりはかなり低いリスクで「消される前に見ろ」という文化があります。
削除されたものならhttps://www.nicovideo.jp/watch/sm40434189だとか、現存するものなら米津玄師さんのKICK BACKを用いた動画のように、「権利者の申し立てがあれば削除されるとみんなわかってるけど、自分は権利者ではないのでわざわざそこはつっこまないし消されるまでは全力で楽しむ」という文化です。筆者も権利関係があまりクリーンでない動画を上げる遊び場、というかYouTubeのサブチャンネルをニコニコ動画に置いているかのように用いています。
関連記事:アドベントカレンダー2022 5日目「消される前に見ろ」

今後も決してYouTubeと競合するわけではないニコニコ独自の文化を楽しんでいきたいのと、YouTubeで何かうまくいかない時、収益化が難しかったり条件を満たしても月8000円から振り込みなんて無理だったりするとき、ニコニコという選択肢を視野に入れる方も増えるといいなと思います。


Posted in 消費者向け情報