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簿記12日目 紛らわしいところのまとめ(決算編)


ついにこのシリーズも最終日、明日にCBT受験を控えています。「簿記3級12daysチャレンジ」としている通り、12日間の勉強で合格したいです。必ず出題されるであろう決算について、紛らわしいところをまとめていきます。

損益計算書

費用・収益をここで表すことになります。決算で気をつけるところをまとめていきます。

費用金額収益金額
売上原価*1売上高
給料受取利息*7
支払家賃受取手数料
保険料*2
貸倒引当金繰入*3
減価償却費*4
法人税等*5
通信費*6
当期純利益*8
*9*9

*1 期首商品棚卸高+仕入-期末商品棚卸高として算出する。
*2 前払がある場合は差し引き、貸借対照表の資産(借方)に計上する。
*3 実際に必要な貸倒引当金から期首の貸倒引当金繰入を差し引いた差額を計上する。
*4 当期の減価償却費のみを計上する。
*5 当期の全額を計上する。
*6 切手・はがきが余っている場合は差し引き、貯蔵品に振り替える。
*7 未収がある場合は加える。
*8 収益-費用から当期純利益を算出する。貸方に残高が生じる場合いは当期純損失として計上する。
*9 収益=費用となることを確認する。

貸借対照表

資産・負債・資本をここで表すことになります。決算で気をつけるところをまとめていきます。

*資産内訳金額負債および純資産金額
現金**1買掛金
当座預金未払法人税等**8
売掛金(記入しない)未払費用**9
貸倒引当金(△ )**2前受収益**10
繰越商品**3資本金
前払費用**4繰越利益剰余金**11
未収収益**5
備品(記入しない)
減価償却累計額(△ )**6
貯蔵品**7
*12*12

**1 現金過不足がある場合は実際の有高を記入。原因が不明な場合、現金有高が帳簿より少ない場合は、損益計算書に「雑損」として費用、多い場合は「雑益」として収益に計上する。
**2 売掛金や受取手形の残高から貸倒引当金を控除した金額を計上する。
**3 繰越商品として「期末商品棚卸高」を計上する。
**4 保険料などの前払いの費用を資産に計上する。
**5 利息などの未収の収益を資産に計上する。
**6 備品・建物などの有形固定資産は前年度までの減価償却累計額に今年度の減価償却費を加えた減価償却累計額を控除した金額を帳簿価額とする。
**7 期末に残っていた切手・はがき(通信費)、収入印紙(租税公課)を貯蔵品に振り替える。
**8 法人税等は次年度に支払うため未払法人税等として計上する。中間納付を行った場合はその金額を差し引く。未払消費税がある場合も同様に、仮受消費税から仮払消費税を差し引いて計上する。
**9 利息・手数料などの未払いの費用を負債に計上する。
**10 家賃などの前受けの収益を負債に計上する。
**11 前年度までの繰越利益剰余金に当期純利益を加算する。
**12 資産=負債+純資産となることを確認する。

簿記の知識がある人にとってはあまりにも基本的なことをまとめてきた12日間でしたが、初めて勉強する立場で理解しにくいところを理解できるよう努力してきました。明日、簿記3級をCBT受験してきます。規則により試験の形式や内容に関する具体的なことは書けないようですが、始まって1週間の試験にたった12日間の勉強で挑戦するのはなかなかのチャレンジャーかもしれません。結果も即時に分かるのが怖いところではありますが、明日に備えてしっかりと勉強します。

Posted in クリエイター向け情報