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簿記7日目 帳簿に関する実務と決算


持っている参考書の練習問題を解いてみると、仕訳は迷わずできるようになっているのですが、今まで自分の確定申告のための帳簿つけに必要な部分に偏って勉強していたせいで、決算などの実務的な部分が何もわからない状態でした。

問題を解くのは「何がわからないかを知る」ために大切なので、決算についてここでしっかりと扱っておきたいと思います。誤ったところやわからないところを徹底的に振り返るのは勉強法としては大切ですが、また個人サイトでそのことは書こうと思います。個人事業の場合は会計年度が1月〜12月に固定されているので今がまさに決算期です。もっと優先するべきでした。

T字型勘定

「消耗品¥2,000を現金で購入した」という場合、次のように書くことができます。

借方勘定科目借方貸方勘定科目貸方
消耗品費2,000現金2,000

ところが、「T字型勘定」という曲者(個人の感想です)が現れました。

なんでそんなことする必要があるんですか?(直球)と思ってしまいましたが、この場合の「消耗品費」は勘定科目ではなく、「現金」を「貸方」で使用したことに関する理由の覚え書きであるというのでなんとか納得しました。T字型の勘定に転記するとき、該当の勘定科目ではなくTの上に表記した勘定科目が借方か貸方かに従って転記するという点は誤りやすそうなので気をつけましょう。仕訳帳から総勘定元帳への転記でも同様に、それぞれの総勘定元帳での勘定科目が借方か貸方かに従って転記することに気をつける必要があります。

決算における決算振替仕訳

収益・費用の残高については、「収益(借方)を損益(貸方)に振り替える」「費用(貸方)を損益(借方)に振り替える」「繰越利益剰余金(=当期純利益)(貸方)を損益(借方)に振り替える」の3つです。なお、当期純損失が生じた場合は繰越利益剰余金が借方、損益が貸方となります。資産・負債・資本の残高については会計年度末に次期繰越して帳簿を締め切り、次の会計年度に前期繰越として記入します。

6桁計算表

決算振替仕訳での各勘定科目の残高を残高試算表に記入します。ここから収益・費用を損益計算書、資産・負債・資本を貸借対照表にそのまま写します。この3つにそれぞれ借方・貸方があるため「6桁精算表」と呼ばれています。

借方・貸方の差額を当期純利益として、損益計算書の借方、貸借対照表の貸方にそれぞれ記入します。当期純損失が生じた場合には借方・貸方が逆となります。

ここまでに書いた帳簿や勘定や決算書の類、知らなくてもすべてマネーフォワードクラウドが勝手に作ってくれるらしいです。なんてこった(PR記事ではありません)。それでも知っておくに越したことはないので、あと1週間を切った試験までしっかり勉強します。簿記のCBT試験は昨日から導入されましたが、Twitter検索したところ、やはり合否が即時に判定されるのが強みであるようです。

Posted in クリエイター向け情報