FPのときに6分野に直前1週間で取り組んだのと同じく、知的財産権も「知財六法」を1週間で復習します。
2021年3月試験で知財3級に合格し、無事に2級の受験資格を得ることができました。3級と比較すると、合格点が7割から8割になる、問題数が30問から40問になる、選択肢が3択から4択になるといった違いはあるため合格の難易度は上がりますが、学ぶ内容や出題そのものの難易度は大きく変化するわけではなく、出題の傾向がやや違います。誰でも一般常識として知っておいて損はないような知識、例えば他のメジャーな資格試験では簿記3級・FP3級・ITパスポートなどのようなことが出題されるのが知財3級とすると、業務として活用する知識、例えば(中略)簿記2級・FP2級・基本情報技術者のようなことが出題されるのが知財2級という印象です。
「知財六法」といわれる著作権法・特許法・実用新案法・意匠法・商標法・不正競争防止法、そしてそれに付随する独占禁止法・種苗法・弁理士法などといった法律、また国際的に知的財産を保護するパリ条約・PCT・ベルヌ条約などが出題されます。ただし、FP2級では6分野から10問ずつが均等に出題されますが、知財2級では特に身近である著作権法および、ビジネスにおいて大きな利益を生み出すことにつながる特許法からの出題が多いとされています。そのため、著作権を2日に分割し、類似している特許法・実用新案法は1日にまとめます。3級の勉強と被る内容もありますがご了承ください。より体系的にまとめることになると思います。
著作権については内容が多いので2つに分割します。本日は「著作権・著作物とは」「著作者とは・著作権の具体例」「著作権の譲渡・利用許諾・登録・消滅」を扱います。明日は「著作権の制限」「著作隣接権」「著作権等の侵害」の予定です。
3級に引き続き、以下のテキストを使います。FPも出題される分野は同じなので、2級と3級を一気に学べるテキストがあればおそらくAFPルートは避けていました。知財検定はこのテキストがあってもなくても3級経由が最短なのでなんともいえないところです。長くなるのでページは分割します。