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通報とBANのシステムにおけるニコニコ動画とYouTubeの違い


あの動画タイトルからよくこんな真面目なタイトルをひねり出したな。

あの動画タイトルとはこちらですが、諸事情によりニコニコ動画限定です。
関連リンク:【ニコ動限定】Y○uTubeの闇を暴く【運営の裏側】

上記動画および当記事はY○uTube…もといYouTubeやその本部の所在する国を貶めるものではありません。どちらが優れているとか劣っているとかいう話ではなく、「ゆっくり茶番劇」商標登録に対する踏み込んだ対処ができたことのように、単純にプラットフォームが国内にあるメリットはかなり大きいという話です。文字通り「日本語が通じる」のもあるのですがそれ以外も色々あります。
逆に言えばアメリカのニコニコ動画ユーザー(少なくとも日本人のYouTubeユーザーよりはかなり少なそう)から見ればニコニコ動画ではかえって面倒ということもあるかと思います。

権利侵害報告(通報)における違い

申し立てへの対応異議申し立てアカウントBAN
ニコニコ動画正当な権利所有者かの確認等ののち、
侵害の事実が確認された場合に削除
次の3点を通報相手(侵害者)に通知
・権利者名(個人の場合は「個人」と表示)
・侵害された権利名(肖像権など)
・権利侵害となった対象物
権利侵害申し立ての通知メールから
異議申し立て窓口への連絡が可能
・アップロード無期限停止処分
権利者削除を3回受けた場合等
・コメント禁止処分
不適切なコメント等
1日~無期限
・アカウント停止(強制退会)
利用規約違反、度重なる著作権侵害など原則明らかに悪質なユーザーのみ
YouTube形式的に不備がない場合、通知からすぐに削除
(ノーティスアンドテイクダウン)

次の情報等を通報相手(侵害者かどうかは不明)に通知
・権利者名(戸籍上の姓名)
・権利者のメールアドレス

権利侵害となった対象物の情報は不要
通報相手に訴えられる覚悟は必要
2週間以内に次の情報を通報者に通知して異議申し立て
・氏名
・住所
・メールアドレス
・アクティビティ停止1週間
・広告(収益化)の制限
・アカウント停止(強制退会)
著作権侵害、その他規約違反の警告3回
(「侵害の事実がなくても」警告だけで可能性あり)
いわゆる誤BAN多発
(運営の自動化も影響している)

ニコニコ動画、そんなに優しかったんですか。
ちなみにこれはYouTubeがいけないとか厳しいとか間違いが多すぎるとかいう話ではなく、それぞれの規約が根拠としている法律が違うからです。

根拠としている法律

日本でいう著作権法、個人情報保護法等ももちろん大切ですが、インターネット上で動画・画像・ブログ等を投稿できるサービスがユーザー間で投稿内容の削除等の問題があるたびに個別の事例に責任を負うわけにはできません。これを示したサービス提供者の最古にして最高の名言が「うそをうそと見抜けない人には難しい」だと思っています(個人の感想です)。ちなみにその発言よりプロバイダ責任制限法の公布・施行のほうが後です。
「プロバイダ責任制限法」は、どのような対処をしたらサービス提供者(プロバイダ)が責任を負わないかを定めた法律です。
アメリカでこれと著作権法の組み合わせにあたるのが「デジタルミレニアム著作権法(DMCA)」です。

特徴としては、
・日本の「プロバイダ責任制限法」:プロバイダ側がコンテンツの削除等の判断に踏み込む余地がある。
・アメリカの「デジタルミレニアム著作権法(DMCA)」:プロバイダ側が判断に踏み込まず即削除。民事訴訟での解決を前提としている
ということがあります。YouTubeは法律に従っているだけなので何も規約が厳しすぎるわけではありません。また、やたら個人情報を要求してくるのも、それが訴訟に発展した場合に必要な情報だからです。

YouTubeに関する日本での判例

詳しくは当サイト「カテゴリー:編み物ユーチューバー著作権裁判」にて。
京都地方裁判所での判決文はこちらです。現在、大阪高等裁判所で控訴審がおこなわれているため、確定判決ではありません。
関連リンク:令和3年12月21日  京都地方裁判所

ニコニコ動画で同じようなことが起こってもここまで拗れなかったと思いつつも、「ゆっくり茶番劇」の商標権者とされる人物も主にYouTubeで活動していたので、投稿先の動画サービスそのものというよりやはり「ニコニコ動画というコミュニティで生まれた文化」というところが対応に踏み込むことができた重要なポイントであったように思います。
商標権者とされる人物が謝る謝らないは、思うところのある人もいるかもしれませんが筆者の主観ではは正直どうでもいいです。当初の状況では商標登録無効審判や無効審決取消訴訟まで拗れてもおかしくないように思えたので、これだけ早期に商標権抹消の手続きに進んだだけでも各所からの圧力が良い意味で大きかったように思います。やっぱりYouTubeチャンネルなりTwitterアカウントなりの売買が目的だったんかな そして上記の裁判のせいでこれだけ早期に抹消の手続に進んだだけでも話が通じる人物でよかったと思ってしまうの何かがおかしい

私が感じた問題

・YouTubeユーザー、ネットリテラシー低すぎ問題(クソデカ主語)
決してYouTubeユーザーを貶したいわけではなく、「一昔前ならろくにインターネットなんて活用してなかったユーザーがたくさんいるので相対的にネットリテラシーが低い」というだけの話です。
簡単にいうとYouTubeはスマートフォンから、ニコニコ動画は現代でもパソコンからのユーザーが多い(スマートフォン対応が遅れたのもYouTubeに遅れをとった理由の一つともされている)イメージです。

・インターネットユーザー、知的財産権リテラシー低すぎ問題(クソデカ主語)
知的財産権リテラシー向上を目的に当サイトを立ち上げたり様々な資格を取得したと言っても過言ではありません。

・専門性の高そうな職業の人に相談するの、ハードル高すぎ問題
その結果として行政書士になっていた話は気が向いたらしようと思います。

Posted in クリエイター向け情報