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14日後に行政書士試験を受ける人 「民主党が被ってる問題」


筆者の個人アカウントからフォローしている層だと20代や30代の投票率が実に9割は突破していそうなので、おそらく投票に行かない若者はTwitterをやっていない。…そんなことある?

投開票当日ですが、20時を過ぎたため特定の政党を例に出したことを書きます。投票所が思った以上に近くだったので投票行って外食はしてません。

筆者が選挙権を持つ大阪10区は現時点での報道がいくつかありますが、信憑性が不明でかなり混沌とした様相です。4年前はまだ京都市に住んでいたのでここまで全国から注目される選挙区というのは想定していませんでした…。
なお、この記事は特定の政党や候補者に関する支持・不支持を表明するものではありません。

比例代表の投票記載台の政党名一覧を眺めていたら困ったことがありました。ちなみに筆者は比例代表については、特定の支持政党がある人からするとなんとも理解しがたい考え方だとは思いますが、自分の選挙区に候補者がいない政党から選ばないともったいない気がしています。

略称「民主党」が2つある…。(立憲民主党と国民民主党)…そんなことある?

第八十六条の二第一項の規定による届出に係る名称または略称が同一である衆議院名簿届出政党等が二以上ある場合において、その名称または略称のみを記載した投票は、前条第二項第八号の規定にかかわらず、有効とする。

公職選挙法第68条の2第2項

ちなみに「第八十六条の二第一項の規定による届出」とは政党等の名称(略称一つまでを含む)を含む届出のこと、「前条第二項第八号の規定」とはどの政党等を記載したか特定が困難な票を無効票とする規定です。

では、今回の衆議院選挙の比例代表で「民主党」と記載された票はどのような形で有効になるのでしょうか。

同じ条文の第4項にてこのような票の扱いが定められ、「当該衆議院名簿届出政党等のその他の有効投票数に応じてあん分し、それぞれこれに加えるものとする」とされています(以下、法律の条文では「あん分」ですが、読みやすさを考慮して「按分」とする)つまり有権者の意思にかかわらず、今回の選挙の場合は立憲民主党:国民民主党の得票数の比に影響を及ぼさないということになります。なんだかもったいないですね。今回は任期満了直前の解散となりある程度選挙の時期は予測できたと思われますが、成立の経緯などから変更が間に合わず、略称が被っているのを避けられなかったとのことです。
この2つの政党についてはおそらく次の選挙までにはこの状況は解消していると思われますが、今後も同じようなことが起こらないとは限りません。

政党の名称・略称ではあまり起こることを想定したくないですが、例えば都道府県知事・市町村長・地方議員の選挙でも似たようなことが起こる可能性があります。表記の異なる同姓同名の候補者、あるいは氏か名のいずれかが同一であった場合、どちらの・どの候補者か区別できない票は当該候補者の有効投票数に応じて按分されます。例えば、偶然俳優の方の顔が思い浮かんでありふれた名前でもあるので例に出しますが、候補者に「佐藤二朗」「佐藤次郎」の2名がいる場合、「佐藤じろう」と書かれた票は無効にはなりませんが、按分されることになります。このたびの衆議院選挙では筆者の地元(厳密には地元ではないが同じ県)選挙区でこのようなことが起こりうる事態が発生しています。かつてある”政党”がこの制度を濫用した社会実験(?)をしようとしたとかしてないとか…?
珍しいケースですが、全くの同姓同名の場合、現・新の区別、年齢の区別など氏名以外に区別できる事項を併記するよう求められることがあります。2017年の佐賀県唐津市議選では、同姓同名の候補2名が当選し、2021年の改選で2名とも立候補したものの若いほうの候補が落選しました。氏名で区別できないため各種メディアでも「現職」「新顔」や「○歳候補」といった独特な表現で区別されています。年齢など客観的に区別できる事項を書いた票は通常通り有効で、氏名のみを書いた票は按分され、「かっこいい方」などという票が無効になったとのことです。

無効にはならないとはいえ1票の按分対象の票がある場合、例えば0.3票と0.7票に分割されることがあります。前述の同姓同名の地方議員の場合、氏名のみが記載された826票が現職に544.697票、新人に281.302票という形で按分されました。本来の意思が投票に反映されないこと、1票が1票として価値を持たなくなることはなんだかもったいないですね。面倒でも正式名称や区別のつく書き方で記載するよう心がけましょう。

Posted in 資格試験対策