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FP2級総合合格!実技(中小)の学習について


行政書士試験まではあと20日ですが、この結果が出たのでやっと専念できそうです。

FP2級実技については、5月試験にない中小事業主資産相談業務を選択して受験したため、5月の時点では元々学科試験のみの受験で学科一部合格でした。実技試験は日本FP協会が実施する資産設計相談業務、きんざいが実施する個人資産相談業務・中小事業主資産相談業務・生保顧客資産相談業務・損保顧客資産相談業務の5種類から選べるのですが、普通に最短でFP2級に総合合格したいなら、学科試験と学習範囲の被りが多い資産設計提案業務・個人資産相談業務を選ぶのが一般的です。その他3つを選ぶのはやりたいことがはっきりしている人かあえて選ぶ人の少ない科目を選択する変態のどちらかです。筆者は前者(個人経営や家族経営の事業主をサポートしたい)の動機もなくはないですがどちらかといえば後者です。

ちなみに筆者がFP取得を決意したときはコロナ禍による試験の中止などが懸念されていたので、AFP認定研修からFP2級の受験資格を得たのですが、その後の2020年9月試験以降は普通に実施されたことを思うとFP3級ルートのほうで良かったと思っています。筆者は実施機関でもあるきんざいのAFP認定研修の通信講座を受けましたが、他の通信講座と比較して安いとはいえ、おそらくFP3級ルートなら受験料やテキスト代を考えてもコストを半分以下には抑えることができました。あとAFP認定研修で受験資格を取得した場合は、実技では資産設計提案業務(日本FP協会)を選択するのが一般的らしいです。

受験を決めた時点で以下のテキストを購入・使用しましたが、絶対にマネしないでください。実はこのテキストの対象は2021年5月までで、2021年9月試験は含まれていません。基礎年金額などは毎年変更されるので、例えばなかなか合格できないなどの理由で過去のテキストを使い続けるならきちんと情報をアップデートしたほうがいいです。

試験範囲の比較です。出題範囲は4文字以内に収まる略称です。

種類出題範囲・特徴
資産設計提案業務(日本FP協会)
5月・9月・1月実施
10題40問
100点満点中60点で合格
(配点の詳細は非公開)
ライフ・リスク・資産運用・タックス・不動産・相続
学科試験とかぶる部分が多い。
幅広い分野からの実務的な出題が多い。
AFP認定研修でFP2級の受験資格を得た人に向いている出題。
筆者もAFP認定研修でFP2級の受験資格を得たはずだが…?
個人資産相談業務(きんざい)
5月・9月・1月実施
5題15問(小問あり)
50点満点中30点で合格
(配点の詳細は非公開)
ライフ・資産運用・タックス・不動産・相続
学科試験とかぶる部分が多い。
「リスク」からの出題が原則なし。
他分野より合格率は低いが、見たところ資産設計より難易度は低そう。
単に受験者が多いからであろうと考えられる。
中小事業主資産相談業務(きんざい)
9月・1月実施
5題15問(小問あり)
50点満点中30点で合格
(配点の詳細は非公開)
ライフ・資産運用・タックス・不動産・相続
学科試験とかぶる部分がとても少ないので筆者のような変態御用達
「リスク」からの出題が原則なし。
過去問は5題各小問10問が多く、自己採点はしやすい。
生保顧客資産相談業務(きんざい)
5月・9月・1月実施
5題15問(小問あり)
50点満点中30点で合格
(配点の詳細は非公開)
ライフ・リスク・タックス・相続
保険にかかわるので個人に次いで受験者は多い。
「リスク」から2題出題。
「資産運用」「不動産」からの出題が原則なし。
保険に関する業務に就きたいか既に就いている人向き。
損保顧客資産相談業務(きんざい)
9月実施
5題15問(小問あり)
50点満点中30点で合格
(配点の詳細は非公開)
ライフ・リスク・タックス・相続
年1回の実施で受験者数が他とは桁違いに少ない。
筆者が受けてないので言いにくいがかなりの変態向けだと思われる。
「リスク管理」から2題出題。
「金融資産運用」「不動産」からの出題が原則なし。

きんざい実施で受験者の多い個人・生保はリスク管理からの出題の有無が主な違いなので、「リスク」の分野が得意かどうか、あるいは「資産運用」「不動産」の分野が得意かどうかで選択してもさしたる問題はないように思います。

ちなみに筆者は受験の3日前(2021/09/09)まで、どういうわけかやる気が1ミリも出ない状況に追い込まれていて、本来なら投稿するはずの試験対策などについても何も当サイトなどに投稿していませんでした。とはいえ払った受験料を無駄にはできないと思い立ち、2日間だけ勉強して合格しました。
筆者は勉強に関しては我ながら特別な訓練を積んでいます。絶対にマネしないでください。(体を張った芸以外でなかなか見ない注意書き)(ある意味体を張った芸だと思う)

とりあえず中小事業主資産業務について押さえておきたいポイントはこちらです。これはマネしても大丈夫だと思いますが、これだけ勉強すればいいというわけではなく、合格のために最低限押さえておきたいポイントです。学科試験や資産設計・個人などのメジャーな実技の選択科目と異なる傾向はありますが、パターンが比較的読みやすいのは救いでした。ついでに実際の出題についての感想も書いておきます。

ライフ

・公的年金の受給
過去問の傾向では、9月試験で老齢年金、1月試験で遺族年金が出題されがち。
障害年金はあまり出題されたことはない。
・確定拠出年金、中小企業退職金共済制度、小規模企業共済制度など
「事業主側」の視点から従業員の退職金や年金の準備について学ぶのを心がけたい。
・6つの係数
これは言うまでもなく押さえておきたい。

老齢年金が出ると踏んだのは正解。
係数は出なかった。

資産運用

・債券投資の利回り計算
これは確実にできるようになっておいたほうがいい。
・投資尺度の計算
PER、PBR、ROE、配当性向、配当利回りを最低限できるようになっておく。
・ポートフォリオの期待収益率、シャープレシオの計算
これも確実にできるようになっておいたほうがいい。
・NISA制度
最低でも一般NISAとつみたてNISAの違いを押さえておく。

債券投資とポートフォリオは出なかった。
2024年からの新NISAをなぜ今年出す
(ほぼ失点したらしい)

タックス

・法人税の計算
ほぼ絶対に出題される。交際費の損金算入や、法人と役員間の譲渡や債務などにかかわる税務も頻出。
法人の青色申告や、減価償却など関連知識も押さえておきたい。
・財務諸表の分析
所要運転資金、流動比率、総資本利益率などの計算ができるほうがいい。

法人の青色申告…。
筆者が知っておかないとまずいところで大きく失点。
痛恨の極み。

不動産

・建蔽率、容積率の計算
たいていは用途地域や防火規制の異なる区域にまたがる土地が出題されることが多い。
セットバックにひっかからないように注意。
・土地の有効活用
等価交換方式、建設協力金方式などが出題される。
・課税の特例
特定の資産の買換えの場合の課税の特例、交換により取得した資産の圧縮額の損金算入などが出題されることがある。

小問8問しかなく「思ってたんと違う!」と焦り出す。
計算問題が過去問よりやや複雑で配点高そう。

相続

・非上場株式の評価額の計算
実際には「事業承継」に関する出題が多いため、ほぼ毎回問われる。
類似業種比準価額、相続税評価額の算出のしかたを押さえておきたい。
関連して株価の引き下げ対策、遺留分の特例などが出題されることもある。
・非上場株式の贈与、譲渡に関する税務
納税猶予や免除の特例についての出題が多い。
・贈与税の非課税特例
住宅取得等資金、結婚子育て資金、教育資金に関する非課税特例は頻出。
どちらかといえば中小事業主の個人としての相続税対策や贈与税対策の側面があるが、わりと出題は多い。

贈与税の非課税特例で失点した。反省。

Posted in 資格試験対策