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本当は「親世代」が危ないネットリテラシー


コロナ禍の影響で、今まであまり慣れていなかった方もインターネットを利用せざるを得ない状況になっていたり、自宅にいる時間が長くてスマートフォンやパソコンを使用する時間が増えたりしている方も多いと思います。

筆者は1991年生まれですが、ネットワークにつながっていないワープロやネームランドに未就学児の頃から触れてローマ字入力を自然と習得し、2001年くらいから公共のパソコンを使い始め、2003年に自宅のパソコンを買ってもらい、2004年に初めて自分のwebサイトを作りました。その後は2007年に自分専用のの携帯電話(現代では俗にいうガラケー)を買ってもらい、2015年に初めてスマートフォンを購入しました(これでも遅い方かもしれません)。筆者と同じくらいの昭和後期〜平成初期生まれの人はインターネットの発達と共に成長してきたといっても過言ではなく、そういう意味では最もネットリテラシーが高い世代かもしれません。

一方、「デジタルネイティブ」と言われる今の中高生や20代前半くらいの世代は、初めて持った携帯電話がスマートフォンというだけではなく(意外とキッズケータイも生き残ってるから初めてでもないのかな…?)、学校でも「総合的な学習の時間」や「ロングホームルーム」の時間に警察や専門家などの外部講師によるネットリテラシー教育やネットトラブル対策の講話を聴いたり、教科「情報」でパソコンの使い方を学んだり、または「現代社会」「倫理・政治経済」という科目でも情報通信に関することを当たり前に学んでいます。筆者が個人チャンネルにアップしたStudy with me動画で紹介した問題を見て、「現代では入試でここまで出題されるのか」と思う方もいるかもしれません。

そういうわけで、実はネットリテラシーが一番危ないのは、一般に中高生〜大学生の親世代にあたり、インターネットに関する教育を全く受けていない40代以上の世代なのではないかと思います。この世代だと子供のほうがインターネットに詳しいことも珍しくありません。筆者が前職で保護者向けに何かを話さないといけないときは、教育について語るにはあまりにも経験不足なので、比較的自分でも説得力がありそうなネットリテラシーに関することを重点的に話すようにしていました。

現在は芸能界を引退され、依存症に関する啓発などを中心に活動しておられる高知東生さんが、次のようなツイートをしておられました。自身について述べられているので「おじさん」となっているだけで、性別は関係なく気をつけたいことだと思います。これに続くツイートで言及されていますが、「インターネットでは自分が求めるものに関連する情報が広告・動画・SNSなどで次々におすすめされる」ということにすら気づかず、一つの考えに固執してしまう人は少なくありません。ちなみに筆者に表示される広告は主に「地元(島根)に帰れ」という内容のもので、それはそれで困ります。一つの考えに固執するようなことになっては好ましくありませんが、好きなものを見たらそれだけ関連情報にも反映されていくので、嫌いなものを深追いしすぎないことも大切です。

ネットだけでなく情報全般に関するリテラシーが問われるようなことでは、昨日のニュースで、消費者庁が特定商取引法違反の情報商材販売業者2社に対して行政処分を実施したことが報道されました。若者に法外な価格で投資に関するノウハウが入っているとされるUSBメモリを売りつけていたとのことです。この件に関しては主に20代の若者がターゲットになっていたということですが、世代を問わず他人事ではありません。
(参考リンク:特定商取引法違反事業者【株式会社Sign及び株式会社DEAN】に対する行政処分について)

社会の不安が高まっているときは、それにつけ込む陰謀論や詐欺まがいの商品など、普通ならそう簡単に騙されないようなことをより人に信じ込ませやすくなる傾向があります。こういった被害は適切な知識やリテラシーをもって注意することで防げる可能性が高いので、迷惑メールに関することなど、閲覧する方のネットリテラシーを高めることにつながる情報を今後も発信していきます。

Posted in 権利侵害全般