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インターネット老人のぼやき #1 「SNSでの迷惑行為対策」


「インターネット老人のぼやき」にしてはずいぶん具体的というかぼやきの範囲を逸脱しているような内容になりますが、まず迷惑行為対策です。

Twitter歴10年、Instagram歴2年半(こっちは普通に短い)ですが、かつて個人サイト・掲示板・ブログを経てきたインターネット老人にとっては未だに最近のもののような気持ちがしてしまいます。

これをテーマとするのに至った理由ですが、どうも編み物ユーチューバー著作権裁判の被告両名による「文化の発展を阻害する行為」とは別のところで、編み物作品を自由にSNSにアップするのを妨げる迷惑行為が発生しているようです。特定の個人のInstagramに対して、他の方からの通知が見えづらくなるようなコメントの連続投稿といった迷惑行為が起こっているようです。
実のところ、その迷惑行為と同一人物とみられるアカウントから、筆者のところにも来ました。筆者のInstagramで「編み物へたくそ選手権」という、羊毛フェルトの失敗作を楽しむ独特の文化をうらやんで(?)個人で勝手にやっている編み物の失敗作のストーリーズハイライトがあります。その名の通り、他の人に楽しんでもらったりいい意味で笑いものにしてもらったりするためのものなのですが、ストーリーズハイライトへの返信(ダイレクトメッセージ)としていちいちケチをつける内容のものが来ました。そういったものの対策をしようと思います。

基本的な考え方

迷惑行為をするほうが悪い、自分は悪くない
どんな理由であろうと迷惑行為をするほうが悪いです。現代のインターネットでは何か「自分は悪くない」と思うことが良くないことのように捉えられがちですが、自分は悪くないんだから堂々としておきましょう。

迷惑メール・スパムメールのように淡々と処理する
あまり内容に目を向けると気分が悪くなります。ただ、迷惑メール・スパムメールは残しても何の意味もないので消してしまえばいいのですが、SNSでの迷惑行為は念のためにスクリーンショットなどで証拠を保全しておいたほうがいいと思います。

報復しない
報復は相手と同じレベルに自分を落とすのでインターネット上では最悪手です。それだけではなく、インターネットだとつい相手を身近に感じてしまいがちですが、現実だと通りすがりの人に暴言を吐かれて報復してそこからトラブルに発展するようなものだと思います。現実とは異なりブロックやミュートなどの機能を使って簡単に相手を視界から消すことができます。

Twitterのブロック・報告

Twitterは、今ほどスマートフォンが普及する前は非公式のソフトやアプリ(といってもTwitter自体が「デベロッパーツール」というアプリ開発者向けの機能を備え、作成を容認しているので怪しいものではありません)を使用している人が多く、その中にはかなり多数のアカウントを登録できるもの、そしてその多数のアカウントを用いて同時に同じ操作をできるものがありました。筆者はそういったもので同一人物の数十個ものアカウントから同じ内容のリプライやリツイートを受けることがあったのですが、正直言って通知が埋まって他の方からの通知が見えづらくなる迷惑行為だったので、一つ一つちまちまと丁重にブロック・報告したところ、現在そのユーザーのアカウントの大半は凍結されています。報告多数の場合はわりと簡単に凍結されうるかもしれません。

Twitterアカウントを3つ持っているので、個人アカウント(公開)と個人アカウント(非公開/そのため@以下は伏せています)でやってみました。スマートフォンの場合の操作です。

1. ヘッダー右上の「…」をタップ

2. 「@********さんをブロック」を選択。
なお、ここで「リツイートは表示しない」を選択するとリツイートが表示されなくなるので、本人のツイートには問題がないけどリツイートが多すぎたり不愉快だったりするときに役立ちます。「ミュート」を選択すると、フォロー状態はそのままで相手のツイートがタイムラインに表示されなくなります。

3. ブロックできました。ブロックした側から相手のツイートを見ようと思えば見れるのですが、ブロックされた側には下の画像のように表示されます。ブロックされたとわかり、ツイートを見ることはできません。

あまりにも悪質な場合は報告しましょう。通報多数の場合、制限や凍結などの措置がとられる場合があります。
「アカウントに興味がない」は一見ひどいですが、おそらくフォロー関係にある人ではなく、広告アカウントなどのフィードバックを想定した機能だと思います。

Instagramの制限・ブロック・報告

Instagramでは自分のみが管理権限を持つアカウントが1つしかなかったので、この検証のためにもう1つアカウントを作りました。使用するかどうかは不明です。Instagramではブロックよりも弱く相手にバレにくい方法として「制限」があります。悪気はないのですが、InstagramにはInstagramのフォロワー層がいるので、始める前からTwitterで相互フォローだった人の多くを制限しています。ごめんなさい。

1. 右上の「…」をタップする

2. 「制限する」をタップ。下の画像のような確認画面が出ます。「自分との間に問題がありますか?」ってなんとも哲学的な問いかけ、いやそんなことはどうでもよくて、フォローを外すことなくコメントやメッセージを制限できるので、ブロックに比べると角が立たないと思います。

3. コメントすると、制限された側には表示されますが、実際は承認制になります(これはテスト投稿なので現在は削除しています)。メッセージもフォローしていない人から来たときのような承認制になり、勝手に既読がつくことはありません。これでアカウントを制限されていることがバレることはないともいえません。

相手に投稿を見られるのもイヤならブロックしましょう。ブロックされた側からアカウント自体の存在を見えなくすることができます。ただ、なんらかの事情(TwitterでInstagramの投稿をシェアした場合など)でブロックがバレるかもしれません。自己責任でお願いします。

Instagramにもアカウントの報告機能がついています。下の「アカウントを報告」を選びます。

多くの場合は「Instagramに載せるべきではないコンテンツを投稿している」に該当します。

スクリーンショットの撮り方の事情で真ん中あたりの項目が一部重複していますが、理由を選択します。「単に気に入らない」もやはり広告アカウント向けでしょうか。余談ですが、このページを開いていたら誤って自分のアカウントをスパムとして報告してしまいました。

なりすましの場合は以下のような画面になります。プレゼント企画の偽アカウントの報告などに役立つと思います。

インターネットが苦しい・つらい場所にならないよう、適宜このような機能を使って良くない情報は遮断しましょう。筆者はどちらかと言えば一度もフォロー関係にないアカウント(広告など)に対してブロックを使うことが多いです。

インターネット老人のぼやきにしては画像を貼りすぎました。こんなん昔のパソコンだと読み込みに数分から数時間単位でかかってしまいそうです。

Posted in リテラシー・権利侵害全般