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怪しい情報源から他人を判断するのは具合がわるい


以前から思っていたことではありますが、最近になって実例が色々と出てきたので書こうと思います。

タイトルがすべてなのですが、「怪しい情報源、例えば出所が不明瞭なものや無断転載や違法アップロードなどの権利侵害コンテンツを根拠として他人を判断するのは、その内容を問わず具合がわるいのではないか」ということです。当初は「判断」を「非難」としていましたが、その人の社会的評価を下げるものだけではなく、上げると思われるものも含まれるので「判断」にしました。

「社会的評価を上げると思われるもの」の例を挙げるのは難しいですが、一見上げていそうで下げているものならあります。これは2013年と今ほどインターネットユーザーが多くなかった頃の話ですが、今ではネットリテラシーに関して教育を受けていない若年層以外のインターネットユーザーが増え続けているので、今こそ気をつけたほうがいいことだと思います。2013年から状況がより悪化していると思われるのが非常に具合がわるいです。2つ目のツイートで「おじさんの立場から」とされていますが、むしろ今では若年層よりも、性別は問わず竹山さんと同じくらいの世代で新たにインターネットユーザーとなった方が気をつけるべきことと思います。

添付の情報は既に削除され見えなくなっていますが、一時期まことしやかに拡散されていた「”カンニング”を芸名に残しているのは亡くなった相方の家族とギャラを折半するため」という噂に関する画像です。まるで「いい話」のように拡散されていましたが、故人とギャラを折半するなどというのは法的に許されるものではなく、竹山さんが述べている通り脱税になります。多くの人が竹山さんに迷惑がかかることに気づかず、「いい話」として拡散していたのが恐ろしいところです。当時の状況は「社会的評価を上げると思われるもの」でしたが、このように一見いい話でも「社会的評価を下げるもの」になるかもしれません。

出所が不明瞭だったり、無断転載や違法アップロードで権利が侵害されていたりというコンテンツを情報源に人を判断するのは、その内容のいかんを問わず具合がわるいというか、お行儀が悪いというか、あまりキレイではないというか、これ以上だと言い過ぎになるのでやめます。これを読まれた方がどうされるかは自由ですが、筆者はそういうことはやりたくありません。

Posted in リテラシー・権利侵害全般