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編み物ユーチューバー著作権裁判 裁判例検索に掲載


個人情報の削除修正があるので掲載されるまでに時間がかかると思われていましたが、判決から約3ヶ月でやっと掲載されました。

この裁判については2022/03/18現在、被告側が控訴しています。確定判決ではなく京都地方裁判所での判決なのでご注意ください。

判決文がおおむね10ページ未満の刑事訴訟判決と比較して、20ページ前後の民事訴訟判決は個人情報の削除修正に時間がかかると思われ、この判決よりも先に令和3年12月22日の刑事訴訟判決が掲載されていました。

判決文はこちらです。事件番号は今まで公表を避けていましたが、この判例の掲載によって誰でも閲覧できるようになりました。
京都地方裁判所には個人情報の削除修正などのない原文が保管されています。事件番号がわかれば原文の判決文のみではなく、訴状や準備書面、証拠、当事者尋問の文字起こしなど今までの裁判記録も閲覧できますが、閲覧した人の個人情報も裁判記録に保管されて後に閲覧した人が見ることができます。
関連リンク:令和3年12月21日  京都地方裁判所

判決文の読み方

個人情報の削除修正により、インターネット上に公開されている判決文は全21ページです。

主文(1ページ)

損害賠償の金額や法定利息(損害賠償請求の場合は損害が発生した時から被害者に債権が生じるため)、仮執行について述べられている判決の主要な部分です。民事訴訟の判決はこの部分の読み上げのみで終わります。

事実及び理由(1ページ〜21ページ)

第1 請求(1ページ)

原告側の当初の請求です。

第2 事案の概要(1ページ〜10ページ)

結審までの書面や証拠で認められた事実や争点についてまとめられています。
1 前提事実(2ページ〜4ページ)
2 争点(4ページ)
3 争点に関する当事者の主張(4ページ〜10ページ)

争点は「本件侵害通知による不法行為責任の成否」「被告YMの責任の有無」「損害の発生及びその額」「過失相殺」の4つです。

第3 当裁判所の判断(10ページ〜20ページ)

上記の4つの争点に対する京都地方裁判所の判断です。

第4 結論(20ページ)

判決文の定型文のようなものですが、原告の主張で理由のある部分は認め、理由のない部分は棄却するという判決について書かれています。最後に担当裁判官3名の署名で終わります。

判決文に出てくる記号

個人情報の削除修正箇所によって記号に置き換えられている箇所について、当サイトで用いてきた表現に言い換えます。場合によって実名のみではなく、動画やチャンネル名やユーザー名など実名以外での個人が特定できる箇所も置き換えられています。
ちょっと不謹慎な表現かもしれませんがどこかのお笑い芸人のネタか、どこかの変な(ほめ言葉)広告代理店の保険の広告並みにややこしいと思ってしまったので図解しました(本日のサムネイル)。

当事者
A:原告チャンネルYのチャンネル名
被告B:被告チャンネルS(実名)
C:被告チャンネルSのチャンネル名
被告D:被告共同運営者YM(実名)
E:被告共同運営者YMが営んでいるY堂

当該動画
F:原告の削除された動画(トリニティステッチ)
G:動画FのURL
H:原告の削除された動画(メランジ)
I:動画HのURL

その他の人物
J:被告Sが相談したとされる弁理士(実名)
K:被告Sが相談したとされる弁護士(実名)
L:チャンネルL(原告と同じく削除通知を受けた。当サイトで用いているアルファベットと同じであるのは偶然)
M:被告Sの視聴者であったユーザー

証拠
甲○:原告側の証拠
乙○:被告側の証拠
原告本人:原告Yの当事者尋問
被告B本人:被告Sの当事者尋問
被告D本人:被告YMの当事者尋問

Posted in 編み物ユーチューバー著作権裁判