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編み物ユーチューバー著作権裁判 Twitterスペースについて


予告していた通り、昨日2022/01/10 22:30〜1時間程度、編み物ユーチューバー著作権裁判についてTwitterスペースをしました。

筆者と同じく行政書士合否待ちのsakuraさん(@tkmkmyknx2)と筆者の個人アカウント(@Elizabeth_H_01)から主に発言しましたが、最大で同時に40人程度の方が聴きに来てくださりました。ありがとうございました。
スペースは原則としてアーカイブを残すことができないのでアーカイブはありません。申し訳ございません。

sakuraさんは筆者に比べて士業受験生・実務家のフォロワーの方が多いので、そういった法律への関心の高い層、あるいは筆者のフォロワーにも割と多いのですがインターネット上での創作や表現に関心の高い層に新たに関心を持ってもらうのを目的としていました。そのため、筆者の個人アカウントのフォロワーの方からすると既に知っている話が多かったとは思います。夜遅くまでありがとうございました。

判決の要点

新たに関心を持って聴きに来てくださる方を想定して、まず既に被告から控訴があったため判決確定ではない断りを入れた上で、京都地方裁判所の判決の次の要点を説明しました。正直他にも言いたいことは色々ありますが1時間程度を想定していたので特に法律を学ぶ方一般の関心が高そうなところに絞りました。
・損害賠償の金額は請求よりかなり少ないものの、判決理由からすると原告の主張がほぼ認められている。
・被告チャンネルSの著作権侵害申し立てについて、本当に著作権が侵害されていたかどうかの確認を怠ったという著しい注意義務違反による重大な過失が認められ、民法に定める不法行為があったとして損害賠償責任を負うとされた。
・YouTubeにおける動画の投稿やこれを通じた他の利用者との関係によって得られる人格的な利益が法律上保護される利益とされ、原告のその利益が被告によって侵害されたと認められた。

この件に対する考えや意見

割と思いつく限り色々言っていたので要点をまとめます。著作権や表現全般に関わるところの話題もあったので直接は関係ないものもあるかもしれません。アーカイブが残らないのをいいことにやや過激な表現もあったのでそのあたりは自主規制します。

sakuraさん(@tkmkmyknx2)
・著作権はきちんと学べば学ぶほど難しく、誰の目から見ても明らかな無断転載などを除くとむやみに人に対して侵害されたと主張できるようなものではない。
・特に日本では二次創作やファンアートが盛んなので、著作権については厳密に法律を解釈すれば侵害であっても結局「権利者が許すか許さないか」という状況になっているところがある。
・他人の権利を侵害しない表現の自由まで規制するような人は[過激なため自主規制]。

筆者(@Elizabeth_H_01)
・人格的な利益は過去の判例ではむやみに認めるとかえって他人の権利を侵害するとして認められないことが多いので、YouTubeのもたらす人格的な利益やSNSとしての性質が認められたという意味で意義のある判決だと思う。
・YouTubeなどのアカウント停止は実質社会的に[過激なため自主規制]。
・民法の不法行為については重要判例は最高裁ではなく地裁や高裁レベルでも判例集や判例六法に掲載されることがあるので、この件も可能性があるかもしれない。

また、一通り2人での話題が終わったところでリスナーの中からスピーカーとして参加したい方を募り、今までこの問題に特に関心のなかった方に参加してもらうことができました。これだけでもスペースを開いた甲斐があったと思います。
ゲームを中心に活動されている方なので、「ゲーム実況はそのゲームの権利関係によってこの配信サイトではできるが別の配信サイトでは禁止などという場合もある」といった話題を聴くことができました。
スペースでも話しましたが、たぶんゲーム実況で例えると、被告両名は「同じゲームの実況を自分より後に投稿したら著作権侵害」レベルの荒唐無稽な主張をしていると思います。

スペースについて

自分がフォローしている人が参加していたり聴いていたりするスペースはTwitterのタイムラインの一番上に表示されるので、今回の場合はsakuraさんと筆者の双方のフォロワー、さらにフォロワーのフォロワー…へと関心を持ったリスナーの方が拡大していくのが実感できました。本来こういうのがスペースの醍醐味なのかもしれません。

たぶん筆者個人が突発的にスペースを開くと、大学関係の旧知のフォロワーさんをターゲットにしたいのか、編み物関連の方をターゲットにしたいのか、それともB’zか特撮かシャーマンキングかハリネズミか資格試験勉強か(以下略)になってしまうので今回のようにテーマを決めるなり共同で話す方を決めるなりしないとなかなかフォロワーの皆さんが訪れる勇気が出ないかもしれません。
また気が向いたらスペースを開催したいと思います。ありがとうございました。

Posted in 編み物ユーチューバー著作権裁判

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