判決まであと3日。
今回はネットリテラシー全般にあてはまること、どちらかと言えば判決やその後の報道を受けて気をつけるべきことです。
どうもここ数日の被告の言動がモヤモヤとひっかかっていたところですが、おそらくインターネット上で一番やってはいけないことというか、筆者の今までの経験上も俗に言う地雷のようなことがらだったようです。
一番やってはいけないこと
筆者が思うインターネット上で一番やってはいけないことは「他人の言動を思い通りにコントロールしようとすること」です。随分前に(Twitterを休止するより前)そういった行為には非常に悩まされたので俗に言う地雷のようなものですが、ここで詳しく述べるのは本題から逸れるのでやめます。
被告チャンネルSの言動からすると、他人の言動を思い通りにコントロールしようとしている身勝手さが表れています。裁判が起こる原因となったのも、客観的に見ればちょっと似ているところがある程度で著作権侵害とはいえないであろう動画を削除に追い込み、被告チャンネルSに味方するコメント以外を排除しようとしていたことにありました。
被告チャンネルSが他人の言動を思い通りにコントロールしようとするのは、極論すればそれでコントロールされる人さえいなければいいのですが、問題は被告チャンネルSは他の人物もそのように言動をコントロールする・される関係にあると思い込んでいるところです。おそらく被告チャンネルSが受けている攻撃とされている例は、とりあえず攻撃かどうかの判断はここではしないものとして(正直これは客観的に見ても攻撃かな?と思うものも中にはありますが)互いに全く無関係の人がそれぞれ別々に個人の考えでおこなっているもので、誰かが言動をコントロールしている・されている性質のものではありません。それを「他人の言動を思い通りにコントロールしようとすること」を念頭に置いて考えているから荒唐無稽な解釈になるのだろうと思います。
そしてこれは判決やその後の報道以降に気をつけるべきことでもあると思います。
もしかしたら判決や報道を受けて今まで関心がなかった人が全く的外れな意見を述べることもあるかもしれません。そういった意見に対して「それは間違っている」「できれば訂正してほしい」などと「指摘」「提案」する程度なら構わないと思うのですが、「不愉快だから削除しろ」「的外れな意見を言ったことを謝罪しろ」などと「命令」「強制」するのは個々のユーザーの持つ権利を逸脱していて、一歩間違うと原告を支持する人に怖い人がいるかのような印象を植え付け、俗に言う炎上の火種になりうると思います。他人の言動を思い通りにコントロールしようとすることは本人にとってかなりのストレスを伴い、余計なトラブルの元にもなるので、周りの人にとっても本人にとっても何もいいことはありません。
筆者は本音を言えば「インターネット上で一番やってはいけないこと」と思っていますが、他人の言動を思い通りにコントロールしようとすることを禁止するのを読者の方々に押し付けることはそれこそ筆者が思うやってはいけないことなのでできません。筆者にできるのは、他人の言動を思い通りにコントロールしようとすることはできる限りしないように気をつけようという「提案」だけです。