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編み物ユーチューバー著作権裁判 気になる噂の検証


【注意】この記事は筆者が把握している限りの情報から推測できることであり、各チャンネルや組織の見解とは無関係です。明らかな誤りがありましたらご指摘をお願いします。

チャンネルLに対する著作権侵害申し立てと、チャンネルLによる異議申し立てについて

このチャンネルはYouTubeの非公式情報サイトで原告チャンネルと誤って紹介されていました。元々、この件が多くの人に知れ渡るきっかけの一つだったことが影響していると思います。原告と同様の被害に遭い、動画が非公開にされたものの、のちに異議申し立ての受理により動画が復活したチャンネルLの異議申し立ての流れに関することを振り返ります。

筆者が把握しているのは以下の流れです。
2020/02/06 著作権侵害申し立てによる動画削除

2020/02/15 チャンネルLの公式サイトから、チャンネル閉鎖の可能性及び顧問弁護士の見解、異議申し立ての意向が発表される。

2020/02/20 チャンネルLの公式サイトから、異議申し立てが3回不受理になったことおよび、4回目の異議申し立てが受理されDMCAに定められた10〜14営業日の猶予期間に入ったことが発表される。

2020/03/03 異議申し立ての受理による動画の復活

ここからは、発表されている事実およびここまでの被告チャンネルSの言動から、筆者の推定や憶測を交えた見解になります。この問題の当初の記事の段階では被害に遭われたチャンネルからのご意見を伺うことができる状況になく、事実と異なるところについてはのちに適宜修正しています。この見解についても、当事者が認識している事実と異なる点がある可能性があります。何かありましたらご指摘ください。

3回の著作権侵害の警告を受けると、7日間の猶予期間ののちにチャンネルが閉鎖される可能性があるそうです。この7日間、新規の動画投稿などは制限されるようです。7日後の2020/02/13に何かあったという話は今のところ聞かないので、YouTubeのなんらかの判断によって閉鎖は免れたようですが、その理由は筆者にはよくわかっていません。ファンによるフィードバックなどの活動に何かしら効力があったと思いたいところです。

まず、2020/02/15の段階では顧問弁護士の見解、また2020/02/20では異議申し立てが3回不受理になったことが明かされています。筆者はここでの不受理の理由を、被告チャンネルSに個人情報が渡ることを恐れ、氏名・住所の記載などに形式上の不備があったことだと推測しています。異議申し立てをする個人の情報を渡さずに済む唯一の方法が弁護士など代理人による異議申し立てであるため、4回目は顧問弁護士の名義異議申し立てで、形式上の不備がなく受理されたと考えています。ここはチャンネルLの動画や発表から明確には読み取れませんが、顧問弁護士の名義でないとしても少なくとも申し立ての文書作成などには弁護士が関わり、不備のない異議申し立てが作成されたと思われます。

また、「被告チャンネルSが申し立てを撤回した、取り下げた」ということもまことしやかに噂されていますが、被告チャンネルSのここまでの行いを考えるとその可能性は極めて低く、問題の当初にされていた憶測が広まっただけであると考えています。被告が何かしたから動画が復活したのではなく、異議申し立てから10〜14営業日の猶予期間に削除を継続するための法的措置を被告チャンネルSが何もしなかったため、動画が復活したと推測しています。ここがおかしなところで、本当に著作権侵害されたのならその猶予期間に法的措置を行う必要があります。おかしなところです(大事なことなので2回言いました)。

チャンネルLの件と流れは同じとはいえ別件となりますが、裁判の場において「原告チャンネルYは異議申し立てによって動画を復元ことができた」と主張するのは、著作権に関する法的措置を行う気がないと言っているようなものです。

原告チャンネルYのブログについて

編み図などを投稿しておられるブログです。被告チャンネルSによる内容の無断転載などにより一時的に閉鎖されていましたが、現時点では閲覧することが可能です。ここで問題の模様編みについて、「真似をしたつもりはないが、確認不足で模様が同じだった」という内容を投稿されていて、この記事が被告チャンネルSのコミュニティ投稿に無断転載され、脅迫するような文言が付け加えられていました(現在は削除)。この時点で「偶然模様が同じだった」ことを明言されているのは、著作権侵害ではないことの証拠としてかえって原告にとって有利になる可能性もあります。

Posted in 編み物ユーチューバー著作権裁判